ホームのサンフレッチェ広島が開幕戦で北海道コンサドーレ札幌を下し、3年ぶりに白星スタートを切った。

 試合序盤から優位に試合を進めた広島が、前半28分に先制した。MF柏のクロスに、「タイの英雄」といわれる新加入のFWティーラシンが頭で合わせてネットを揺らした。

 札幌は拮抗(きっこう)した展開となった後半にDF石川、MF小野、FWヘイスを投入した。同34分に小野がペナルティーエリア手前から左足を振り抜いてミドルシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。広島は試合終盤に何度もゴール前まで攻め込まれたが、先制点を守りきり、城福浩新監督体制の初戦を白星で飾った。