FC東京の16歳MF久保建英が開幕戦から出番を得た。ホーム浦和戦、1-1の後半27分に2人目の交代枠で投入され「相手が強いことは分かっていた。こういう感じか」と昨季アジア王者の守備を体感した。

 ロスタイム1分に正面へ持ち運んで左サイドのMF東にパスを通し、折り返しに左足を合わせたが、GK正面に飛んだ。「(パスが)戻ってくればいいな」と思った形にはなったが、J1初得点は次節以降に持ち越した。

 初陣の長谷川新監督は「勝ち点1で残念」と悔しがったが、久保について「周りの大人が一生懸命、走っていたのは彼(久保)の才能を認めているから」と評価。「成長ぶりには目を見張るものがある」と今後の明るい材料に目を細めた。