川崎フロンターレが、MF中村憲剛(37)の1得点2アシストの活躍でジュビロ磐田を下し、今季初勝利を挙げた。

 川崎Fは今季、セレッソ大阪との富士ゼロックス・スーパー杯、ACLの上海上港(中国)戦、蔚山(韓国)戦と3連敗中だった。磐田は昨季、リーグ最少失点と堅守を誇るが、前半24分、中村のヘディング弾で先制すると、同43分、同45分にも中村がキッカーを務めたセットプレーから2得点。勝利を引き寄せた。

 鬼木達監督は「選手が苦境の中で勇気を持ってピッチに立ってくれた。いい時間にいい形で点を取れて、体を張ること、走ることを最後までやり続けてくれた」と話した。3連敗のトンネルを抜け、指揮官は「プレッシャーもあったと思う。ロッカールームでもほっとした雰囲気はあった」と正直な思いを口にし「でも、まだやれることはたくさんあるという話しも出ていた」と次戦へ目を向けた。