ガンバ大阪が00年以来18年ぶりの最下位に転落した。川崎フロンターレに完敗し、J2に降格した12年以来2度目の開幕3連敗。17歳の高校2年生FW中村がプロ初先発したが攻撃は全くかみ合わず、シュートは後半20分にMF泉沢が放ったのが1本目で枠内なしの2本だけ。レビークルピ監督は「これだけガンバらしさを出せない試合が続くとは想像していなかった」と落胆した。

 12年は公式戦5連敗でセホーン監督が解任された。今季はここまで同4連敗だが、山内社長は「少し時間はかかっているけど信じてやるしかない」と現体制を支持。梶居強化本部長も「12年とは状況が違う。ある程度は我慢。マテウス(・ジェズス)が起爆剤になってくれたら」と、この日来日した新加入のブラジル人MFに課題の中盤の再建を託す姿勢を見せた。それでも昨年から続く公式戦勝ちなしは17試合。白星という光はまだ遠い。【小杉舞】