J2アルビレックス新潟は今日17日の第4節、横浜FCと神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場で対戦する。16日は横浜市内で前日練習を行った。2試合連続引き分け中のチームを、MF磯村亮太主将(27)が引き締め直して、開幕戦以来の白星に導く。

 16日は磯村の27歳の誕生日。「特に意識はないです。チームメートからのお祝いもないですし」と苦笑い。中堅からベテランの域に入る年齢。今季は主将も務める。チームをまとめる自覚は十分にある。

 新潟は開幕の讃岐戦で白星を挙げた後、松本、京都とホームで行われた2試合は1-1の引き分け。先制後に追いつかれる展開が続く。「負けられないというプレッシャーを、みんな感じている。個人的にもチームとしても、もっと大胆にやって、楽しまないと」。磯村はこの日の8対8の試合形式で、果敢にボールを奪いに行き、積極的にゴール前にパスを出した。攻守にアグレッシブな横浜FCに、相手以上の勢いで向かう大切さを示した。

 同じボランチのMF坂井大将(21)DF富沢清太郎(35)らと、試合ごとにお互い反省点を挙げてきた。修正の仕方も話し合った。「組織で戦えるようになってきた。手ごたえはある」。成果を3試合ぶりの勝ち点3で表現する。【斎藤慎一郎】