アルビレックス新潟が開幕のカマタマーレ讃岐戦以来、3試合ぶりの勝ち点3を挙げた。無失点も讃岐戦以来で、複数得点は今季初だ。

 前半34分、MF加藤大(26)のヘディングの落としを、FW河田篤秀(25)が決めて先制。43分には、FW矢野貴章(33)が、相手GKとの競り合いからボールを奪い、自身初の3試合連続ゴール。最後は後半29分、MF小川佳純(33)がダメ押しした。

 第2節松本、第3節京都とホーム2連戦は1-1で引き分けた。矢野のゴールで先制しながら追いつかれるパターン。黒星こそないが、勝ちきれない展開にもどかしさが募っていた。

 鈴木政一監督(63)は「前線からのチェックに、行けるときは行くように指示した。相手のミスを誘ってリズムを崩すことができた」と、前線からプレッシャーをかけ続けたことを勝因に挙げた。小川は「手ごたえになる試合だった」と上昇への自信を話した。