ツエーゲン金沢の柳下正明監督(58)は、大宮アルディージャ戦の後半31分に投入し、1分後に先制弾を決めたMF宮崎幾笑(20)について「ボールを持った時の仕掛け…個でも(ボールを)運べるし、いい時はスペースに飛び出していける。そこに期待して出しました」と評価した。投入した時間帯について「少し前から、ずっと押し込まれていて嫌な時間帯」と語っており、局面の打開を期待しての投入が当たった格好だ。

 連敗を2で止めたものの、後半41分に追いつかれた試合については「大宮のアタッカーを見ると、個でも強力な選手がたくさんいるし、押し込まれるのは分かっていたが、選手が怖がらずプレーできた」と一定の評価を下した。その上で「細々したところだと思いますけど、すごく大事なところを修整できれば、勝ち点3を取れる。修整していきたい」と語った。

 細かい修整の具体的なポイントについて聞かれると「マーキングの距離であったり、数メートル、正しいポジションを取ることで、いい形でボールを奪える可能性がある。大事にして、全員でそういうところを直していきたい」と今後の課題を語った。【村上幸将】