開幕4連勝を狙ったサンフレッチェ広島と今季初の連勝を狙ったジュビロ磐田の一戦は、勝ち点1を分け合う形となった。

 広島が優位に試合を進めた。前半8分、昨季まで磐田でプレーしたMF川辺が右足ミドル。同10分にも直接FKで古巣ゴールに迫った。その後も好機をつくったが、ゴール前で精彩を欠いて無得点。ジュビロ磐田は、同14分に右クロスにMF田口がダイビングヘッド。同34分にはMFアダイウトンが右足で狙ったが、こちらもネットを揺らせず。両チーム無得点で前半を折り返した。

 後半の立ち上がりも、広島がボールを保持した。だが、相手の守備陣を崩せない時間が続いた。すると、徐々に磐田が流れをつかむ。同7分にアダイウトン、同24分にMF山田のスルーパスにMF松本とシュートの形をつくった。広島も同ロスタイムにパワープレーからMF稲垣がミドルを放った。だが、前半同様、お互いゴールを奪うことはできずに試合が終了した。