アルビレックス新潟が今季初黒星を喫した。開幕から4連敗の愛媛FCに今季初勝利を献上したうえ、ホームではこれで2分け1敗と、いまだに勝ち星なし。試合後はサポーターから痛烈なブーイングを浴びた。

 「3試合やって勝っていないのだから…」。MF磯村亮太主将(27)は険しい表情でサポーターの怒りを受けとめた。後半41分、コーナーキックから途中出場の愛媛FW丹羽詩温(23)に押し込まれた。前節は横浜FCに3-0と快勝し、戻ってきたホーム。連勝を期待されているのは、チーム全員が分かっていた。それに応えられず、攻撃は打って変わって沈黙した。

 2試合連続ゴールを逃したFW河田篤秀(25)は「全体的に高い位置でボールを回すことができなかった」と、有利な状況が少なかったことを悔やんだ。次節(25日)もホームに徳島を迎える。3日の松本戦から中3日ペースで消化してきた連戦も、ここで一段落。「徳島戦は最初のポイントになる」。磯村は気持ちを切り替えた。