ホームで今季の開幕戦を迎えたマイナビ仙台は、千葉と0-0で引き分けた。得意のカウンター攻撃が機能せず、ラストパスの精度にも欠け無得点。シュートも4本に終わった。攻撃の起点となった安本紗和子主将(27)は「フィニッシュまでいけてないが過程はできている」と前を向いた。

 唯一の明るい材料はルーキー2人の開幕デビュー。後半12分にFW武田菜々子(18=明成)、同29分にFW沖野くれあ(18=常盤木学園)が途中出場し、躍動した。武田は「サイドハーフは攻守2つのプレーが求められる大事な位置。とにかく緊張しました」と、不慣れな位置で体を張った。エースのMF櫨まどか(29)と交代で1トップに入った沖野は「緊張はしなかったけど、点を決めて結果を出すことができずに残念。1試合1ゴールが目標なので」と志は高い。越後和男監督(52)は「初戦にしては、及第点」と評価した。