低迷する最下位のガンバ大阪が大阪ダービーに全力を注ぐ。19日は、大阪・吹田市内でセレッソ大阪戦(21日、パナスタ)に向けて練習した。前日18日のルヴァン杯浦和戦は主力組を温存。この日、浦和戦に出場したメンバーは別メニューで調整したが、主力組は紅白戦を実施。練習後には各自で自主練習を行い、GK東口とセンターバックのDF三浦、ファビオは3人で話し合いながら念入りに修正点を確認した。

 東口は「後ろ(守備)の選手で話し合ったことが試合ではできていなかったので、DFラインをどうするかを話し合った。先制されたくないし、修正していかないと」。ここまで1勝1分け6敗と低迷するが、宿敵相手には絶対に負けられない。守護神は「死ぬ気でやらないと」と気合を込めた。

 他の選手も思いは同じだ。MF倉田は「ダービーは特別。重要やし、波に乗るためにも大事な試合。死ぬ気で戦いたい」。主将マークを巻く三浦も「絶対に負けたくない。タイミング的にはいい。大事な一戦になる」と引き締めた。

 過去のダービーは20勝5分け9敗とG大阪がリードする。意地と意地がぶつかる一戦。悪い流れを断ち切るためにも、全力で1勝をつかみにいく。