ガンバ大阪の日本代表GK東口順昭(31)のワールドカップ・ロシア大会出場が厳しくなった。21日のセレッソ大阪戦で味方と接触し負傷。既に判明していた右頬骨に加え、右眼窩(がんか)底や上顎(じょうがく)骨など複数箇所の骨折が分かった。いまだ患部の腫れがひかないため全治は確定できない。最短でも全治1カ月かかり、その場合はW杯代表入りの可能性は残るが、最長で3カ月という診断となればW杯は絶望的となる。21日から入院中で、今日24日にも手術を受ける予定。

 前日22日に病院を見舞ったレビークルピ監督は「骨折したところの腫れがひどかった」といい、梶居強化部長は「少なくとも1カ月はプレーできない。W杯も厳しくなってくる」と話した。昨年、左頬を骨折した際は3週間で実戦復帰したが今回はより重傷。正式な診断内容は近日中に発表されるが、控えGKとはいえ東口が不在となれば日本代表には大きな痛手となる。