ガンバ大阪が完敗した。今季7敗目。シュートも相手の16本に対して3本しか打てなかった。

 決定機も、後半10分にDFオ・ジェソクからの折り返しで詰めていたFWファン・ウィジョのシュート1本だけだった。

 激闘だったC大阪との大阪ダービーから中3日、疲労も蓄積していた。精神面でも反動があった。

 レビークルピ監督(65)は「ダービーに勝って隙が生まれることはある。しっかり準備はしないといけない。そう、選手には話していた。だが、実際のプレーでは前回できたこともできなくなっていた」と指摘した。

 MF倉田も反省。攻撃の起点となり、ボールも保持していたが「出しどころが見えなかった。もっと出して動いて、とやれば良かった」。今季は初勝利した磐田戦も、次の長崎戦では完敗。2勝目だったダービーからも、好調の波を引き寄せることはできなかった。

 倉田は「ちょっと苦しいですね。でも変えていくのは選手しかいない。全員が(ダービーの時の)気持ちでやろうと口では言ってたけど、実際はできていない。この状況に危機感を持たなければいけない」と険しい表情だった。