北海道コンサドーレ札幌が逆転勝利を飾り、J1クラブ最長記録を更新する7戦無敗とした。

 前半は横浜F・マリノスが主導権を握った。今季から取り組む前線からの激しいプレスで札幌のミスを誘発、敵陣でボールを奪いゴールに襲いかかった。39分は右サイドをワンツーで抜け出したDF松原が、ニアサイドのFWウーゴにグランダーのクロス。ヒールで合わせるがゴール左に外れた。攻め続け、ようやく得点につながったのは44分。左CKをファーサイドのDF中沢が頭で折り返す。フリーのDF金井がダイビングヘッドで押し込み、先制点を挙げた。札幌は相手の高い守備ラインに苦しみ、好機を作れなかった。

 後半は開始直後から修正した札幌のペース。4分、DF福森の左クロスにFW都倉が反応した。ペナルティーエリア内で受け、左足で相手を切り返すと、右足で同点ゴールを決めた。21分にはMF菅がパスカットから左サイドに切り込みクロスを上げる。走り込んだDF進藤が頭で合わせて勝ち越し点を奪った。

 反撃に出る横浜は31分、FWユンがペナルティーエリア手前からミドルシュートを放つが、ゴールポストにはじかれる。ロスタイムにはMF天野が右FKをゴール右隅に蹴るが相手GKのファインセーブに阻まれた。

 札幌は第5節・鹿島アントラーズ戦(3月31日)から5勝2分けと7戦無敗。一方、横浜は最近5試合で白星なしとなった。