北海道コンサドーレ札幌は26日、札幌・宮の沢で前日25日横浜F・マリノス戦先発組のリカバリーを行った。ランニングやボール回しの軽い調整後、ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は選手数人ずつを集めてクラブハウス前で“青空教室”をスタートした。並べた椅子に座らせ、数十分ずつ気合を注入。MF深井は「『調子がいい時に若い選手は浮かれがちになる。地に足をつけろ』と言われました」と、指揮官からのメッセージを受け止めていた。

 好調だからこそ、ふんどしを締め直す緊急ミーティングを行った。横浜にリーグ戦13試合目で初めての勝利を挙げ、クラブJ1最長を更新する7戦負けなしを記録した。直近2試合の先発平均はリーグ最年少の24歳。若手がそろうだけに前日の試合後、同監督は「今日までは喜んでいいが、いかに気持ちを切り替えていくかだ」と話し、危機感を募らせていた。

 明日28日にアウェー・ベガルタ仙台戦が控える。開幕から全試合フル出場中のDFキムは、16年まで所属した古巣戦へ「意識はしていない。集中している」。チームはすでに次節の勝利だけを見つめている。【保坂果那】