日本サッカー協会の川淵三郎相談役(81)が28日、茨城県鹿嶋市で行われた「鹿嶋市オリンピック・パラリンピック教育推進事業 JFAこころのプロジェクト夢の教室 協定調印式」に出席した。日本サッカー協会が主体となって、各自治体の小学、中学にアスリートを送って授業を行うもので、鹿嶋市の公立小学校12校、公立中学校5校対象に2年間、授業を実施する。

 同市の錦織孝一市長(71)は「2年間、述べ124クラスの子供たちが対象となる。スポーツを通した人間形成に役立ってくれれば」と期待した。川淵氏は、日大の悪質タックル問題に触れ「みんなフェアプレーのことを口にするけれど、スポーツマンシップを大事にすれば、フェアプレーは自然と身につくもの。ルールを守り、審判の指示に従い、相手をリスペクトする気持ちこそがスポーツマンシップ。子供たちには、そういうものを学んでもらい、人間的に成長してもらいたい」と話した。