J1柏レイソルが9日、柏市内で11日の天皇杯3回戦モンテディオ山形戦(NDスタ)へむけて調整した。

 練習は非公開で約1時間半、汗を流した。W杯ロシア大会開催に伴う約2カ月の中断期間では、恒例の韓国・釜山でのキャンプを行った。中断期間直前に就任した加藤望監督の戦術を落とし込み、18日に再開するリーグ戦へ向けても流れをつかみたい試合となる。

 加藤監督はキャンプでの選手の取り組みについて「やってやろうという意気込みも感じていましたし、そういう選手たちに対して、僕も応えないといけないなという気持ちが強くなりました」と振り返った。山形については「1人1人、やるべきことが整理されていて、強いチーム。それ以上のことをやらないといけない」と警戒した。

 5月13日の就任から約2カ月がたち、徐々に新たなチームの形もできつつある。「もっともっと前に進むというか、前進していこうという意思を常に持つことが大事だと思います。昨日より今日だと思って、それを選手たちも理解していると思います」。まずは山形戦を制し、9位にとどまっているリーグでの巻き返しを狙う。