日本サッカー協会(JFA)は17日、8月5日からフランスで行われるU-20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)の日本代表メンバー21人を発表した。INAC神戸からはGKスタンボー華(19)、DF牛島理子(18)、MF福田ゆい(20)が選出され、それぞれがクラブを通じて思いをコメントした。

 身長175センチと長身で、ドイツ系米国人の父を持つスタンボーは「無失点で勝ちたいですし、チームを笑顔にさせるのも私の役割だと思っています。チームとしても個人としても目標は優勝です。最近見たW杯のような戦いをして、勝ってメダルを日本に持って帰ってきたいです」と男子の戦いに刺激を受けた様子。

 兵庫・日ノ本学園高から加入1年目で、クラブでの出場機会も多い牛島は「私を含めU-17のW杯の敗戦を経験したメンバーも多いので、その時の悔しさを今回のW杯で晴らせるように、そのような気持ちを持って戦えたらよいと思っています」と北朝鮮に敗れて準優勝だった16年のU-17ヨルダン女子W杯を思い返した。

 静岡・藤枝順心高から加入2年目の福田は「チームは年下が多いので、自分から声を掛けていけるようにしたいのと、短い時間の中ではありますが、他の選手のプレーを把握しつつ、良いプレーができるようにしていきたいです」とコメント。U-17W杯でMVPとなったMF長野風花(19=韓国・仁川現代)ら同世代と、初優勝をつかみにいく。

 U-20女子日本代表は「ヤングなでしこ」として大ブームを巻き起こした自国開催の12年、16年のパプアニューギニアW杯で最高成績の3位。なでしこジャパンが戦う19年W杯の開催地・フランスでの1年早い躍動を誓い、神戸からも3人が気合をみなぎらせた。