ベガルタ仙台の絶好調MF中野嘉大(25)が2試合連続ゴールを決め、リーグ戦再開の節目を白星で飾る。チームは17日、仙台市泉サッカー場で今日18日のホーム横浜F・マリノス戦に向け、最終調整を行った。中野は主力組の2シャドーの一角に入ってプレーし、先発出場が濃厚となった

 11日の天皇杯大宮アルディージャ戦では、得意のドリブル突破で左サイドを切り崩し今季公式戦初ゴールを挙げ、これが決勝点となった。16日の紅白戦でも同じ左45度からゴールネットを揺らすなど、好調を維持している。中野は「相手はサイドバックが高い位置にいるので裏を狙っていきたい。自分がどう生きていくかもあるので自分の特徴を出して勢いを継続させたい」と意欲を示した。仙台渡辺晋監督(44)は「熊本キャンプからとても調子が良かった。健全な競争がある中、調子がいい選手を使うという明確な基準を示したかった」と期待を寄せている。昨年7月30日の柏戦以来となる、約1年ぶりのリーグ戦ゴールを決めて、再びチームを勝利に導く。