3大会ぶり2度目の優勝を目指したINAC神戸は、終了間際の失点で日テレベレーザに0-1で敗れ、今季初タイトルを手にすることはできなかった。

 鈴木俊監督は「(相手に)パスを回されるのは想定内で、いかに少ないチャンスをものにするかと思っていました。延長、PKにいっても何とか勝てればと思っていましたが、粘りがきかず先に失点してしまったのは、僕のプランが間違っていたのかなと反省しています」と話した。

 後半4分には右CKからDF高瀬愛実(27)が右足で詰めてネットを揺らしたが、オフサイドと判定されてノーゴールとなった。FW岩渕真奈(25)は「オフサイドじゃなかったら1点だった。VARがあったらよかったなと思いました」と正直な気持ちを明かした。それでも前を向き「あと2回(リーグ戦と皇后杯)リベンジするチャンスがあるので、レベルアップしていけたらと思います」と気を引き締めていた。