今夏に横浜F・マリノスに加入したMF久保建英(17)が28日、今日29日の清水エスパルス戦での2戦連発を誓った。26日のヴィッセル神戸戦でJ1初先発し、後半11分に決勝点となる、J1リーグ戦初ゴールを決めた。過去、17歳以下の選手でJ1初ゴールから2戦連続で得点した選手はいない。それでも「(初得点を)決められたことで変な緊張感もなくなり、本来のプレーが出せるようになると思っている」と自信をみせる。

この日はランニングなど軽めの調整で疲労回復に努めた。移籍後初出場となった22日の天皇杯ベガルタ仙台戦にフル出場、神戸戦は後半19分までプレー。中2、3日での連戦が続いているが、清水戦は移籍後、初のホーム日産スタジアムでの試合。「楽しみにしている。アウェーや三ツ沢でもすごい声援が聞こえていた。これが日産スタジアムだったらどんなものかワクワクしています」と気合をみなぎらせた。

神戸戦後の取材エリアでは報道陣に「これからは久保君じゃなくて、久保建英でお願いします」と要望した。その真意について「久保君って呼ばれるのはあんまり好きじゃない。サッカー選手としてやっている以上、“君”だと子どもっぽいので、なしにしてほしいというか。年齢関係なくこういう世界でやっているつもりなので」と説明。一人前のプロとして、結果でその価値を証明していく。【松尾幸之介】