横浜F・マリノスのポステコグルー監督は、試合を裁いた今村義朗主審への不満を爆発させた。

試合後の会見でオフサイドやPKの判定への異議を唱えた。清水エスパルスの2点目となったFWドウグラスの逆転ゴールの場面では、ドウグラスがオフサイドポジションにいるようにも見えたが、笛は吹かれず。試合後のフラッシュインタビューでは後半28分にFWウーゴ・ヴィエイラがペナルティーエリア内で倒されるも、シミュレーションでウーゴにイエローカードが提示された場面について「なぜPKとジャッジしなかったのか理解できない」と怒りを口にしていた。

試合後の会見でも怒りはおさまらず「選手たちが最後まで諦めず、またサポーターも歌い続けてくれたことをほめたい。難しいコンディションでも10人で最後まで戦って、この審判じゃなかったら勝ち点3をとれたと思います。これからも戦い続けるだけ。ドウグラスはオフサイドだと思うし、1人の人間が試合を決めてしまったかと思います」と振り返った。続けて「今シーズン24試合を戦って、あの主審で4度試合をやっている。なぜこれだけ多くの人(審判)がいるのに同じ審判で4回もやらせるのか理解できないです。ゴールは試合を大きく変えてしまいます」とまくし立てた。

キャプテンマークを巻いて試合に臨んだウーゴ・ヴィエイラも試合後に「この場を借りていいたい」と切り出し、「(清水の)2点目は(ドウグラスが)オフサイドポジションにいた。これ(判定)は恥ずかしいこと。Jリーグは日本だけでなくヨーロッパでも見られている。私の母国のポルトガルでも、私や横浜F・マリノスを応援している人たちが見ている。PK(シミュレーションをとられた)の場面ではドリブルをして(ゴールに)入れるだけだったが、あそこでシミュレーションをする人間はいない。審判の批判はしたくないが、今日は本当に恥ずかしい試合だった」と話した。