ガンバ大阪の韓国代表FWファン・ウィジョ(26)が14日、大阪・吹田市内の練習後にアウェー神戸戦(15日、ノエスタ)に向けて敵地へ出発した。

8月のU-23で臨んだアジア大会にオーバーエージ枠で出場し、7試合9得点で大会得点王に輝いた点取り屋は、9月の国際Aマッチ期間にも韓国代表で2試合に出場。約1カ月間で9試合出場の過密日程をこなした。

神戸戦で6試合ぶりにJ1に復帰するファンは「少し疲れているけど、コンディションはいい。チームが難しい状況だけど、全力で戦って残留に貢献できれば」と意気込んだ。

インドネシアでのアジア大会後、韓国に帰国するとファン・ウィジョ・フィーバーが起こっていたという。外出すれば、有名な芸能人のように囲まれ「そういう雰囲気にビックリした」と言うが「ガンバというクラブの名前を(韓国で)知ってもらえて良かった」とうなずいた。今季J1では20試合9得点。チーム得点王として攻撃をけん引している。韓国をアジア大会優勝に導いた救世主が、今度はJ2自動降格圏の17位に低迷するG大阪を救う。