北海道コンサドーレ札幌は川崎フロンターレにクラブの公式戦ワーストに並ぶ7失点を献上し、6試合ぶりの黒星を喫した。クラブにとってJ1初の4連勝を狙い臨んだが、前半28分にMF家長に奪われた先制点を皮切りに連続失点で0-3で折り返すと、後半さらに4点を追加されて突き放された。

6日未明に発生した北海道胆振東部地震後、初の試合で、開始前には黙とうがささげられた。両チームの選手、監督らの左腕には喪章が巻かれ、被災者への追悼の意を込めて戦った。試合後の会見でミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「被害に遭われた方には心からお悔やみ申し上げたい。全国からたくさんのお見舞いの言葉をいただき、感謝している。北海道の方に元気になってもらいたいという思いを持って戦った。期待に応えられなかったのが残念」と話した。

10試合ぶりの0封負けとなり、順位は5位に1つ後退した。それでも下を向かない。「次のホームゲームで勝って、北海道の方々に元気になってもらえるようにしたい」と、次節ホーム鹿島戦での勝利を誓っていた。