横浜F・マリノスが苦しみながらも勝ち点3をもぎとった。

前半8分にFW遠藤渓太(20)のゴールで幸先よく先制するも、後半23分に後半開始から途中出場した磐田のFW川又堅碁(28)に同点ゴールを許した。それでも終了間際の41分にペナルティーエリア外でフリーでボールを受けたDF山中亮輔(25)が得意の左足を振り抜いてネットを揺らし、値千金の決勝点を挙げた。

山中は決勝点の場面を振り返り「かなりフリーなのはわかっていた。あのコースでしか入ってなかったと思う。GKの手前でバウンドさせたり、全部がうまく重なったゴール」と胸を張った。同点に追いついてから相手に押し込まれる展開が続いたことは反省し「点をとられてからバタバタするところはよくなかった。でも、あそこでとられなかったことが得点につながった。全員で戦えたと思う」と話した。

先制ゴールを決めた遠藤は「(前節の)レッズ戦で決定機を外していたのがずっとひっかかっていたし、今日もスタメンで出て、思いは強かった」と4月28日の第11節鹿島アントラーズ戦以来となる今季2得点目を喜んでいた。