ガンバ大阪宮本恒靖監督(41)が、29日ホームでのサンフレッチェ広島戦へ向け、MF倉田と小野瀬をキーマンに指名した。26日は大阪・吹田市内で練習。冒頭15分を公開した。

チームは現在、3連勝中。遅ればせながらの昇り調子で、首位広島をホームに迎える。宮本監督は「守備よりも攻撃の部分で、小野瀬や(倉田)秋が試合を作っていけるかが大事」と言い、運動量の多い2人に攻撃の主軸を託すつもりだ。

この3連勝では、2人のスプリント回数(時速24キロのダッシュ)が目立つ。3試合とも、チーム首位は50メートル5秒8のDF藤春だが、2位、3位は小野瀬と倉田で占めている。走行距離でも3試合と、藤春に次いで小野瀬が多い。両翼の上下運動が増え、攻守での貢献度が高ければ勝利は近づく。

広島戦は入場券の完売間近。今季初の4連勝だけでなく、大混戦の残留争いから抜け出すためにも、指揮官は「試合の入りをよくしたい。満員のサポーターの声も味方につけたい」と意気込んでいる。