J2降格危機の17位サガン鳥栖は18日、ベアスタで緊急のサポーターミーティングを行い、成績不振によるマッシモ・フィッカデンティ監督(50)の契約解除と、金明輝コーチ(37)の監督就任を発表した。

当初は、外国人新監督にJ1残り5試合を託す予定だったという。だが竹原稔社長(57)によると「チームの中から出す方がすべてうまくいく」という結論となり内部昇格に落ち着いたという。

泥沼7連敗で最下位だった5月6日に行われた前回のサポーターミーティングでは、社長の辞任要求も飛び出す厳しさだった。だがこの日は、別れのあいさつに訪れたフィッカデンティ監督を約200人が拍手で送り出すなど荒れることはなく、終始和やかムードだった。

年間6億円のスポンサー契約を結ぶCygames(サイゲームス)が今季限りで撤退するのでは、との質問に、竹原社長は「(スポンサーも)新陳代謝が行われている。今までしていただいた人には最大限の感謝を込めて、としか今は言えない」との言い方にとどめた。