ジュビロ磐田MF山田大記(29)が、J1残留を果たすために、日本代表の戦い方を参考にする。18日は、磐田市内で21日の次節アウェーV・ファーレン長崎戦(午後4時、トラスタ)に向けた調整に参加。6戦ぶりの勝利を目指すことを前提に、持論を述べた。

「点を取らなければいけない。(今の)日本代表のようにゴールに向かう姿勢を見せることも必要。積極的に行く時と慎重にやる時のバランスを大事にしたいです」

チームは現在、5戦連続の勝ちなし(2分け3敗)。J2自動降格圏の17位鳥栖と勝ち点3差の15位で残り6試合。アウェーでも最下位(18位)の長崎に対しては、絶対的に勝利が求められる。そのために、山田は、16日の国際親善試合でウルグアイから4点を挙げた日本代表を例に挙げつつ、1-5で敗れた前節清水戦も回顧。警告累積で欠場し、ピッチ外から試合を見て感じたことを明かした。

「細かいミスの積み重ねが失点につながっている。ミスを少なくすることが大事になる」。

その上で「結果が出てチームが好転することがあるように、勝つことが一番の良薬。全員で戦いたい」と語気を強めた。

この日、左MFで出場した紅白戦で1得点1アシストを記録した。「コンディションは良い状態を保てています」と山田。好調の背番号19が、攻守で機能すれば、大きな勝ち点3が近づいてくる。【前田和哉】