北海道コンサドーレ札幌は試合の主導権を握るも、引き分けだった。シュート数は22本で相手8本を大きく上回ったが、決定力に欠けた。

前半39分、湘南ベルマーレに許した初シュートを決められ、先制された。

1点を追う後半5分。右CKからポストに弾かれたボールをセンターバックで先発したDF宮沢裕樹(29)が触り、FWジェイ(36)がゴールに押し込んで同点。

だが同15分に相手FKから勝ち越しを許し、1-2の同31分。MFチャナティップ(25)が右足でゴール右に決めて再び同点に追いついた。その後、勝ち越しを狙うも、3点目は挙げられなかった。

勝てばクラブ史上初の2年連続J1残留が決定したが、持ち越しとなった。順位は一つ後退し6位となるも、ACL出場圏内の3位とは勝ち点は1差。ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)は「我々はまだ3位を争える順位にいる。名古屋戦に向けてしっかり準備していきたい」と、前向きに話し、次節へ気持ちを切り替えていた。