ヴィッセル神戸FW古橋亨梧(23)が、川崎フロンターレ戦の前半28分に、MFアンドレス・イニエスタ(34)とFWルーカス・ポドルスキ(33)との連携から、4戦ぶりの今季3ゴール目を決めた。

古橋は、イニエスタのパスを受けたポドルスキが、すかさず出した横パスを右サイドで受けると、思い切り右足を振り抜いた。シュートは、ゴール中央に突き刺さるように決まった。「ルーカスから、いい横パスがきた。感覚的にフリーだったので、振り向いて思い切り打とうと思った。(足を)思い切り振ったのが良かった」と振り返った。

イニエスタからポドルスキへと、流れるようにパスがつながったゴールシーンだけに、2人の動きを予測していたのか? と聞かれると「相手のバックと中盤の間でボールを受けようと思っていた。うまくターンしてシュートまで持っていけた」と振り返った。

あの場面は、シュートしか選択肢はなかったのか? と聞かれると「その前にも、2つくらいフリーでドリブルした時、シュートを打てたけど周りを選択したところもあったので、思い切りいきました」と、シュートにいけなかった反省から選択したプレーだと語った。

ただ、自らの逆転ゴールも実らず、チームの未勝利は7に延びた。その要因、敗因については「前半は、前からアグレッシブにいけてボールを奪える場面が多かった。後半は、なかなかそれが出来なくて、パスを間に通されることが多くて、ブロックを引いたところでボールを受けられ、前を向かれるシーンもあった」と分析。その上で「やっぱり、うまくいかない時に、どう踏ん張るかだと思う。全体が間延びしてしまった部分もあると思いますし、90分間通して(先発の)11人(控えを含めた)18人、スタッフ全員がつながらないといけないなと、改めて思いました」と苦しい時期こそ、チームが全体が結束する必要性を訴えた。【村上幸将】