アルビレックス新潟が京都サンガFCを2-0で破り、2試合ぶりに勝ち点3を挙げた。後半5分、MFカウエ(29)のヘディングシュートで先制、後半ロスタイムにはMF戸嶋祥郎(23)がダメ押しのゴールを決めた。勝ち点49で、順位は暫定14位。この勝利でJ2残留が決まった。

新潟の勢いは本物だ。前節甲府戦の引き分け(0-0)で連勝は5で止まったが、これで8試合負けなしだ。前半5分、フリーキックのこぼれ球を拾ったFW田中達也(35)のクロスに、カウエが中央に走り込んで強烈なヘディング。2試合ぶり2得点目のゴール直後、17日に第1子の男の子が誕生したGKアレックス・ムラーリャ(28)のために、ゆりかごのパフォーマンスをした。

終了間際には戸嶋が魅せた。右サイドをドリブルで突破すると、右足のアウトサイドでとどめの1本。自身6試合ぶりの2点目。同時にベンチ前で片渕浩一郎監督(43)がガッツポーズをした。チームの目標は、残りの試合を全勝で終えること。そこに1歩近づいた。