ガンバ大阪の高3FW中村敬斗(18)が2日、大阪・吹田市内で初ゴール再現弾を誓った。この日は3日のアウェー浦和戦に向けて、非公開練習後に敵地入り。遠征メンバーに入った中村は「J1初ゴールも決めたい」と力を込めた。

中村は、3月14日のルヴァン杯アウェー浦和戦で公式戦初ゴールを記録している。自陣でボールをもらうとターンで相手DF槙野をかわし、約60メートルを独走して決めた会場だ。中村にとって縁起がいい。

G大阪では初めて、下部組織出身以外の飛び級プロ契約選手。鳴り物入りで今季加入したが、レビークルピ前監督が解任後は、なかなか出場機会に恵まれなかった。

「監督が変わって、分岐点だった。自分自身をもう1度見つめ直して、何が必要なのか考え直した」

毎日1人で最後まで居残り、体幹のトレーニングやシュート練習に励んだ。1時間以上残る日も珍しくなかった。再び「コンディションが良くなっている」と胸を張れるまでに成長。チャンスを自らつかんだ。

チームは6連勝中。勝てば4年ぶりの7連勝となる。残留を決定的なものにするためにも、18歳の点取り屋は「勝ちにいきたい」と意気込んだ。