元日本代表監督の岡田武史氏(62)がオーナーを務めるFC今治が、目標のJ3昇格に王手をかけた。

年間4位で本拠ありがとうサービス.夢スタジアムに勝ち点2差をつけている6位の東京武蔵野シティを迎え撃ち、3-0で快勝。前半21分にゲーム主将のMF上村が蹴ったFKに、DF太田が頭で合わせて先制。JFL200試合出場の節目を自ら飾ると、後半24分には再び上村の左FKから飯泉がヘディングシュートを決めて突き放した。

さらには後半ロスタイム5分、FW向井が自らのドリブル独走から得たPKを沈め、3点目。満員に迫る4704人の前で守備陣は完封し、完勝した。百年構想クラブとして同様にJ3昇格を目指している東京武蔵野シティとの直接対決を制し、6連勝。これで年間勝ち点を48とし、残りは2試合となった。

次節11日のアウェーMIOびわこ滋賀戦(甲賀市陸上競技場)に勝ち、5位ソニー仙台FCが敵地テゲバジャーロ宮崎戦で引き分け以下に終われば、J3昇格要件の4位以内が確定。岡田氏がオーナーとしてJリーグの舞台に舞い戻ることが決まる。