J2アルビレックス新潟は14日、片渕浩一郎監督(43)の来季続投を発表した。片渕監督は鈴木政一前監督(63)の解任に伴い、第28節栃木SC戦から2試合代行を務めた後、第30節アビスパ福岡戦から正式に監督として指揮を執った。代行の時期を含め、ここまで7勝3分け4敗の成績を残している。

監督正式就任後は5連勝を含む9試合負けなしも記録。前線からのプレスと速攻、ゴール前での堅守と、新潟のスタイルを確立し、一時はJ3降格圏転落も危ぶまれたチームを立て直した。クラブはその手腕と、03年の下部組織コーチ時からクラブ内で指導歴を積んでチームを熟知していることから続投の方針を決めた。

片渕監督は16年10月、当時の吉田達磨監督退任後に監督に就任。昨年は5月の三浦文丈監督休養(のちに辞任)後、呂比須ワグナー監督就任まで中継ぎを務めた。いずれもコーチからの昇格、代行で、来季は初めてシーズン最初からチームを束ねる。