J3アスルクラロ沼津は15日、今季限りでの引退を発表した静岡県富士市出身で元日本代表GK川口能活(43=SC相模原)の「花束贈呈セレモニー」を静岡県サッカー協会東部支部の主催で行うことを発表した。次節18日のホーム(沼津市・愛鷹広域公園多目的競技場)相模原戦で実施される。

試合当日は、来場者が記載する川口に向けたメッセージ横断幕がスタジアム場外に設置される。また、相模原サイドのエスコートキッズを川口が小学生時に在籍していた、鷹岡天間サッカースポーツ少年団(富士市)の選手たちが務める。

試合後には、クラブを運営するアスルクラロスルガの山本昌邦会長(60)と、沼津MF伊東輝悦(44)から花束が贈呈される。山本氏はJ1ジュビロ磐田の監督を04年から06年シーズンの途中まで務め、川口は同クラブに05年から9年間在籍していた。伊東とは96年アトランタ五輪日本代表のチームメート。1次リーグのブラジル戦(1-0)では、川口は28本のシュートを浴びながらも完封し、伊東は決勝ゴールを挙げた。日本サッカー史に残る「マイアミの奇跡」の立役者同士となった。

川口が出場すれば、9月2日のガイナーレ鳥取戦以来12試合ぶり。現役最後の地元静岡県東部での公式戦だけに、多くの来場が見込まれる。