日本代表の清水エスパルスFW北川航也(22)が、J1での再アピールを誓った。キルギス戦(20日)から一夜明けた21日は静岡市内で調整。ジョギングなどの軽めのメニューで汗を流した。A代表初先発となった同試合では1アシストを含む2得点に絡んだ。来年1月のアジア杯前最後の実戦でアピールし、「最低限のことはできた」と手応えを示した。

だが、満足はしていない。A代表招集は10月に続いて2度目。「サバイバルのつもり」で臨んでいた。FWとして求められるのは、目に見える結果。途中出場した16日のベネズエラ戦も無得点に終わっただけに「どんな形でも結果を出したかった」と悔しさも残っている。

一方で、MF南野拓実(23)、MF中島翔哉(24)ら「海外組」の若手は、キルギス戦で途中出場から流れを変える活躍を見せた。その現実も踏まえ、北川は「そことの差を埋めて、上を行かなければ代表定着はない」と言い切る。今季J1は残り2試合。アジア杯メンバーに選ばれるためのラストアピールを自覚し、「有意義にしてさらに上を目指したいです」と気を引き締めた。【神谷亮磨】