契約満了により北海道コンサドーレ札幌を今季限りで退団するDF河合竜二(40)とFW内村圭宏(34)が8日、札幌市内でファンとの交流会を開催した。「応援してくれたファンに直接お別れする場がほしい」という本人たちの希望により、交流の機会が実現。約600人が集まり、急きょ広い会場に変更され、当初予定を2時間オーバーし約3時間半、サインや写真撮影に応じて触れ合った。

河合は8年、内村は9年、札幌に在籍。クラブの功労者2選手を前に、涙を流して別れを惜しむファンが続出した。現役続行か打診されているクラブスタッフの道か、今後について悩む河合は「自分で言うのも何だけど、すごく愛されているなと感じた。泣いてくださる方がいて、ぐっと来た。1日1日、考えは揺れている。年内には決めたい」と話していた。

現役続行を目指し、JPFA合同トライアウトに向けてトレーニングを行っている内村は「こんなにたくさん来てくれると思わなかった。『長年ありがとう』とみんな言ってくれて、やってきて良かったなと思った。こっちもありがとうと思った」と、ファンに感謝していた。