値千金の決勝ボレーを決めた浦和MF宇賀神友弥(30)が、大声援を送ってくれたサポーターに感謝した。前半13分、右コーナーからつないだクロスをはね返されたこぼれ球を、右足でダイレクトボレー。神懸かり的な一撃で12大会ぶり7度目の優勝へと導き「本当にゴールの形は出来すぎですけど、決勝の舞台で優勝を決めるゴールを決められて良かった」と笑顔で振り返った。

試合後には、場内から「ありがとう」という声が降り注いだ。「ホームでしっかりと決勝戦で勝ちきれるというのは、前日練習を見ても分かるように、サポーターの力があってこそだなと思います。最後に1周するときも『ありがとう』という声がたくさん聞こえましたけど『いやいや、こっちこそありがとうだよ』という気持ちでいっぱいです。そういう力が、自分たちを優勝に導いてくれたんじゃないかなと思います。浦和レッズのサポーターはそういう(特別な)雰囲気をつくりだしてくれる存在。ただただ感謝の言葉しかないです」と語った。