ベガルタ仙台はまたも鬼門に阻まれ賜杯の白河越えはならなかった。

放ったシュートは浦和レッズの7本を上回る16本。チームを初の決勝に導いた渡辺監督は「選手がタフに走りきってくれて、積み上げてきたものをたくさん表現してくれた。クラブとして大きな1歩を踏み出せたが準決勝突破した喜びより数万倍悔しい」と振り返った。これで敵地での浦和戦は4分け11敗。人件費が浦和の半分以下の小規模クラブは負の連鎖の断ち切りを図ったが、歴史を塗り替えることはできなかった。