日本代表に選出されたベガルタ仙台GKシュミット・ダニエル(26)が、AFCアジア杯(1月5日開幕、UAE)での王座奪回を誓った。

13日、仙台市青葉区の母校・八幡小で講演会を行い、108人の後輩たちと交流。PK対決ではラボーナシュートを披露するなど会場を沸かせた。16年ぶりとなる訪問に「体育館や校庭のメタセコイアの木が小さく見えた。俺が大きくなったからかな」と懐かしんだ。

日本代表に選出され初の公式戦となるアジア杯で11年以来となるタイトル奪取に挑む。母校の後輩たちを前に「アジア杯で試合に出ることを目標にしている。アジア王者の座を取り戻すために貢献できるように頑張りたい」と言い放った。

23歳の時「26歳で代表入り」と掲げた目標を達成。「焦りもあったが割り切って、今、自分にできることをやってきて宣言通りになった達成感はある。今は次のステップとして試合に出る、ワールドカップに出るにはどうすればよいかと考えるようになった」と気構えの変化を口にした。質問コーナーで「これからの夢」を問われると「ずっと持っている夢はヨーロッパでプレーしてチャンピオンズリーグに出場すること」と語った。