元J1サンフレッチェ広島MF森崎浩司さん(37)が、16日に広島市内にオープンしたスポーツ施設「SOSU ATHLETE」のイベントに出席した。

「遊びながら運動能力を高める!」をコンセプトにした日本初の施設で、約80坪のスペースに競技用のウォールトランポリン、スピードボルタリング、スラックライン、ミニセグウエイ、跳び箱、TBS系「SASUKE」を思わせる設備などがあり、森崎さん自身も子供たちと一緒に体験した。

「自分が小学生の時は、外で遊びながら運動能力を高めることしかできませんでしたが、このような施設ができたことは、子供も大人も楽しみながら、運動能力が高められることがすごいです。僕はトランポリン体験もしましたが、とても難しい。体幹がしっかりしていないと真っすぐ飛べない。体幹はどの競技でも生かされるはずで、それらを楽しみながら習得できる。それがすごいと思います」

同施設には、子供たちに適した競技を示すSOSU(スポーツ能力測定機器)が設置してある。森崎さんもこれにトライ。特殊なセンサーが付いたバットを振るなどした森崎さんが、機器にインプットされた70競技の中で最も適していたのは野球で、2位テニス、3位ホッケーと診断され、驚きを隠さなかった。

「サッカーではなく、野球をやれば良かったってことですかね(笑い)。もちろん、好きなことが大事ですが、子供たちには自分の能力に合ったスポーツをしてほしいですね」

宮原孝紀オーナーもSOSUで能力測定をする子供たちの姿を見て、「体験を終えて『すごく楽しかった』や『また来たい』との声が多くありましたので、この施設の全国展開を考えたいと思います」と話している。