日本サッカー協会審判委員会の「第6回JFAレフェリーブリーフィング」が17日、都内で行われた。

小川佳実審判委員長、上川徹審判委員らが出席し、今季の総括などを行った。審判の判定については、意見交換の行われた試合は昨年の236試合から219試合に減少。その中で誤審と判断された判定の割合も39%から32・6%に減るなど、判定の正確性が向上していることがわかった。

また、Jリーグ各試合の振り返りでは、19分もの後半ロスタイムがとられたJ1第33節の清水-神戸戦などを取り上げた。上川氏らは同試合での主審の判断ミスを認め、当該主審や副審らに確認を行ったことも明かした。「みんな反省しきりです。大きく報道されて世界にも流れていっているということで、責任を感じています」と話した。

上川氏によると、試合の後半ロスタイムに選手の負傷などで止まった時間を主審がそのまま上乗せしてしまったという。さらにそのロスタイム中に起きたプレーで警告を出すべきものもあったといい、「終わるタイミングがあったにもかかわらず、試合を終わらせず、最初の負傷者の対応から時間をどれだけ足せばいいかという判断の間違いだった」とした。