Jリーグの年間表彰式「2018Jリーグアウォーズ」が18日、横浜アリーナで行われ、ベストヤングプレーヤー賞は、鹿島アントラーズFW安部裕葵(ひろき=19)が受賞した。リーグ戦22試合で2得点を記録、ACL制覇にも貢献した。鹿島からの同賞受賞者は、97年柳沢敦、12年柴崎岳、14年カイオに続く4人目で、歴代最多受賞チームとなった。

本田圭佑がプロデュースする「S.T.FOOTBALL CLUB」出身で、瀬戸内高を経て鹿島入り。2年目の今季は始動日に自らDF内田に話しかけるなど、物おじしない姿勢を武器に活躍。キャンプでは19歳の目標を聞かれ「A代表に入ります!」と宣言したほどだった。積極的なプレーが評価され、10月のU-19アジア選手権では背番号10を背負い戦った。

安部はクラブ・ワールドカップ参加のためUAEに滞在中。「皆さんがサポートしてくれたので受賞できました。ずっと支えてくれた家族にもとても感謝しています」とビデオメッセージを寄せた。