北海道コンサドーレ札幌がV・ファーレン長崎FW鈴木武蔵(24)の獲得に乗り出していることが18日、分かった。クラブはセレッソ大阪への移籍が確実なFW都倉に代わる日本人FW選手の補強を急いでおり、ジャマイカ人の父を持つ16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)日本代表に白羽の矢を立てた。すでにオファーを出しており、今季チーム得点王の不在を埋める存在として期待している。

鈴木は今季リーグ戦29試合に出場し、リーグ10位の11得点を挙げた。得点力とスピードのある走力が持ち味。フィジカルが強く、空中戦でも負けない。24歳で伸びしろも期待でき、ストライカーとして、新たな「札幌の顔」となる潜在能力を秘めている。

長崎はJ2降格が決定しており、J1でのプレーを求めて札幌入りを決断する可能性がある。