浦和レッズは19日、柏レイソルから12年ロンドン五輪代表DF鈴木大輔(28)が完全移籍で加入すると発表した。

ロンドン五輪では吉田麻也とセンターバックのコンビを組み、全6試合にフル出場。44年ぶりのベスト4進出に尽力した。16年に柏からスペイン2部タラゴナに移籍し、過酷で長丁場の同リーグで活躍。今年9月に柏へ復帰し、今季はリーグ戦9試合1得点を記録していた。

しかし、チームはJ2降格。関係者によると、ネルシーニョ新監督が強く慰留した柏を含め、複数のJ1クラブから獲得の申し出を受けていた。降格の責任も強く痛感している中、日本代表復帰を目指し、この日までに浦和行きを決断。来季2大会ぶりのACL出場を控える赤い悪魔を新天地に選んだ。

クラブを通じて「このたび、浦和レッズの一員になりました鈴木大輔です。浦和レッズという素晴らしい歴史を持っているクラブの一員になれることに大きな喜びを感じているのと同時に、身が引き締まる思いです。世界に誇るサポーターの方々の前で少しでも早くプレーしたいと思っています。自分が持っているものをすべて出してチームの勝利に貢献していきます。よろしくお願いします」とコメント。来季に懸ける覚悟を表明した。

浦和は前日18日にセレッソ大阪FW杉本健勇(26)の獲得を発表。06年以来13年ぶりのJ1制覇と、17年以来3度目のACL優勝に向けて、着々と日本代表クラスの補強を重ねている。