清水エスパルスの日本代表FW北川航也(22)が、悔しさを糧に飛躍を目指す。

4日、鹿児島キャンプ中のチームに合流。準優勝に終わったアジア杯を終えて2日に帰国すると、1日のオフをはさみ、静岡からの空路で鹿児島入りした。到着後は練習場に直行し、ジョギングなどで調整。不本意に終わったアジア杯を振り返り「優勝したかった」と素直な気持ちを明かした。

悔しさだけが残った。「FWで呼ばれた以上、結果を出さなければそれまでの選手なので」と言った。アジア杯では5試合に出場し無得点。準決勝と決勝はピッチにも立てなかった。不慣れなトップ下などでの出場にも言い訳はせず、「次呼ばれるためには、リーグ戦で結果を出すしかない」と危機感を募らせた。

今後は別メニュー調整のため、磐田との練習試合(6日)は欠場濃厚だが、FCソウルとの練習試合(9日)に出場する可能性はある。現在、FWドウグラス(31)が不整脈でブラジルに一時帰国しており、北川に懸かる期待はこれまで以上に大きい。「ドグがいないから結果を残せないと言われたくない。全ての面でレベルアップしたい」。求めるものは目に見える結果。23日の開幕戦(対広島、Eスタ)で、その思いをぶつける。【神谷亮磨】