アビスパ福岡は今季初めて採用した3バックが不発で、3試合ぶりの黒星。今季5敗目を喫した。

これまでセンターバック(CB)に入ってきたDF実藤友紀(30)が体調不良により欠場。練習で1度も試していないという守備陣形をとった。

だが、序盤から町田に主導権を握られ、パスミスから先制点を献上。前半の終盤から通常の4バックに戻したが、DF三国ケネディエブス(18)は「(3バックは)練習でやってなくてとまどいがあり、うまくいかなかった」と話した。

後半も流れを引き寄せられず、同43分にはカウンターからトドメを刺され、MF鈴木惇(29)は「(町田の)圧力を受けるのが力いっぱいで、自分たちの形を見つける前に相手のペースを崩せなかった」と肩を落とした。MF松田力(27)も「ホームでこういう試合をしたら、人が見に来なくなる」と危機感を口にし、点差以上の痛みをともなう完敗だった。