左膝靱帯(じんたい)損傷で離脱中の北海道コンサドーレ札幌FWアンデルソン・ロペス(25)が28日、札幌・宮の沢でリハビリをスタートさせた。

4月28日ジュビロ磐田戦で負傷し、治療のためブラジルへ一時帰国していたが、今月26日に再来日。チームがオフから明けたこの日、グラウンドでボールを蹴るなど、順調な回復ぶりを見せた。負傷後初めて芝生に立ち、感触を確かめながら「状態は上がってきている」と、うれしそうに話した。

離脱後、チームはリーグ戦4試合で1勝2分け1敗。結果をチェックしていたロペスは「1敗は悪くない。内容的にいい試合もあった」と、仲間たちの戦いをたたえた。

自身の定位置では、ともに今季加入して仲の良いMFルーカス・フェルナンデス(25)がプレーし、ルヴァン杯湘南ベルマーレ戦で来日初ゴールを決めた。「ルーカスがシャドーをやったって驚きの情報も。点を取ったので、自分の居場所がないんじゃないか」と、おどけながら「またサッカーをやりたい気持ちであふれている」。6月22日の第16節ホーム・サガン鳥栖戦を試合復帰の目標に掲げている。