サガン鳥栖FWフェルナンドトーレス(35)が、右足のハムストリング負傷の影響で練習を離脱した。

5日、全体練習に参加せず室内で別メニュー調整。練習中に通訳をともない、診査のため病院に向かった。30度を超える暑さに、日本語で「暑~い」とだけ言い残して練習場を後にした。

金明輝新監督(38)は、3月17日ジュビロ磐田戦で痛めた右足筋肉負傷の再発かを問われ「そうです」。今後の起用方法を問われ「トーレスに限らずみんな一緒。全選手がフラット。いいコンディションのやつを使っていく。スターだとかスターじゃないとかは僕の中では大きな割合じゃない。チームが勝つというところに尽力する」と元スペイン代表でも特別扱いしない方針だ。

1日のセレッソ大阪戦でベンチ外とした理由について「トーレス選手を見たい人も多く、そこは重々承知しながらも、コンディションが整わず走れもしないのにベンチに入れてもどうしようもない。当然コンディションが良くなく外した」という。

トーレスへの鬼采配は継続中で、次節の15日浦和レッズ戦出場も現時点で白紙だ。5月7日の同監督就任以降、コンディションの問題もありJ1の3試合連続で先発落ちで、C大阪戦は今季3度目のベンチ外。先発は、5月22日ルヴァン杯FC東京戦が最後だった。

また右足首を痛めて離脱中のFW豊田陽平(34)の浦和戦出場について、指揮官は「どうですかね。もう分からない。(出場は)ギリギリの感じかな」という。さらには元コロンビア代表FWビクトル・イバルボ(29)も別メニュー調整中。得点力不足解消が課題のチームにとって、FW陣の相次ぐ離脱は痛い。