J1ベガルタ仙台GKシュミット・ダニエル(27)がベルギー1部シントトロイデンに移籍することが25日、分かった。すでにクラブ間で基本合意に達し、この日に選手、スタッフにも報告された。5月にオファーが届きクラブは慰留してきたが、最後は本人の意思を尊重した。

シュミットは身長197センチのサイズを生かしたセーブや足元の技術も高い不動の守護神で、今季リーグ戦は全16試合に出場。森保ジャパンでは、南米選手権を除く国際Aマッチ全試合に招集されている。今月開催されたキリンチャレンジ杯では2試合完封し、代表キャップは5。7月13日のホーム鹿島戦がラストマッチになる見込みだ。

シュミットは2歳から仙台で過ごし、東北学院中、東北学院高と進み、中央大を経て14年に仙台に加入した。

一方、仙台はシュミットの後釜としてポーランド1部シロンスク・ブロツワフに所属するGKヤクブ・スウォビク(27)の獲得が最終段階に入った。身長190センチで、同国の代表歴もある。Jリーグは7月19日に第2登録期間が始まり、交渉がまとまれば同月20日のアウェー・セレッソ大阪戦でデビューの可能性もある。